■ 有害ミネラル
□ 暮らしの中にもある有害ミネラル
□鉛
鉛による中毒として、過去に含鉛白粉(おしろい)や有鉛ガソリンが問題となりました。鉛は酵素の働きを妨げ、造血機能を阻害します。また鉛は、子供の脳の発達に影響を及ぼすことも指摘されています。外国製の白髪染めに鉛が含有している製品があり、外的要因により測定値が異常に高くなることがあります。

上の図は大気中の鉛濃度が血液や尿中の様々な物質へ与える作用と、健康への影響を図示したものです。
鉛の過剰蓄積が私たちの健康に深刻な影響をもたらすことがわかります。
□水銀

水銀は、有機水銀と無機水銀の2つに分類されます。水俣や阿賀野川での水銀汚染は有機水銀(メチル水銀)が原因物質でした。生活環境で摂取する有機水銀の大部分は魚介類に由来し、それらを多く摂取する日本人では高い傾向にあります。また、歯の治療で使用するアマルガムからの無機水銀(金属水銀)の摂取も考えられます。近年、アトピー性皮膚炎との関連性も指摘されています。
□カドミウム
カドミウムはイタイイタイ病の原因となった公害物質として知られています。生活環境の中では、石油や石炭の燃焼による排出が一般的です。喫煙者のカドミウム濃度が非喫煙者の約2倍であったとの報告もあり、受動喫煙による暴露も問題です。近年、鉛や水銀とともに内分泌撹乱作用も疑われています。
□砒素
砒素は、有機砒素よりも無機砒素の方が毒性が強いと言われています。無機砒素化合物は、皮膚や肺に対し発ガン性が報告されています。海藻類から摂取される砒素の多くは、大部分が有機砒素化合物として含まれているため問題はないといわれています。但し、過剰摂取は控えて下さい。
□アルミニウム
アルミニウムは、軽量で加工しやすいため幅広い分野で利用されています。私たちの身の回りでは、アルミ缶、アルミホイル、食品包装などに利用されています。アルミニウムが使用されている食品添加物(膨張剤・着色料など)や調理器具、保存容器から摂取する機会が多いと考えられています。
□ベリリウム
ベリリウムは、平成11年に改正された「大気汚染防止法」において低濃度でも長期的曝露により健康影響が生じる恐れのある有害大気汚染物質として指定されました。ベリリウムは、DNAの複製阻害、肺がんをもたらす可能性があるといわれています。
□ 有害ミネラル検査
ら・べるびぃ予防医学研究所では日本人の毛髪ミネラルデータを確立すべく、日本で初めて一般人を対象とした「有害ミネラル検査」を予防医学の観点から開発。重金属の体内蓄積量を測った上で指数化し、その排泄を促進できるよう、個々人へカスタマイズされた栄養素アドバイスをご提供します。
正確な検査データにより、ご自身が健康状態を把握し、改善することで病気の予防に役立ち、医療費の削減にもつながります。
【毛髪ミネラル検査】と食物・環境汚染
アメリカで30年の歴史がある健康管理・病気予防のための検査です。
わずか毛髪0.2グラムの使用で、体内の水銀・アルミニウム等6種類の「有害ミネラル」の蓄積状況を測定。
2000年度の都市汚染全国調査によると環境基準を超す汚染が合計134件、鉛45件、ヒ素40件と全国でダイオキシンや重金属による汚染被害が報告されています。
鉛の汚染源は、水道の鉛管や大気汚染など身近な生活環境中にあります。
イタイイタイ病の原因、カドミウムはタバコや米から摂取されます。
問題が深刻化している生活習慣病(ガン、脳卒中、糖尿病等)の増加を抑えるためには、有害ミネラルの排泄が不可欠と言われています。
有害ミネラルとは、鉛や水銀など体内に過剰に蓄積されると様々な生理機能や代謝機能を阻害する有害な重金属類です。
食物や環境などから、知らず知らずのうちに体内に蓄積される有害ミネラル。たとえ中毒症になる様なレベルの蓄積でなくても、人によっては食欲不振や慢性疲労などの健康障害を引き起こすと考えられています。
□ 有害ミネラルとガン
ガンは昭和56年から死因の第1位を占め、平成12年には死亡者数295,399人、人口10万対死亡率235.2、総死亡の30.7%となっている (出典: 厚生労働省「人工動態統計」)
IARC(International Agency for Research on Cancer/米国国際癌研究所)とEPA(Environmental Protection Agency/米国環境保護庁)では、有害ミネラル6元素の発癌性の可能性についても評価している。
IARC・・・世界保健機構(WHO)の付属機関であり、フランスのリヨン市に本部を置く。癌の原因や発癌メカニズムに関する研究を行い、癌の抑制に対する科学的手法を開発している。
| 元素 |
ヒ素 |
ベリリウム |
カドミウム |
ニッケル |
鉛 |
水銀 |
| IARCの評価(A) |
1 |
1 |
1 |
2B |
2B |
3 |
| EPAの評価(B) |
A |
B1 |
B1 |
A |
B2 |
D |
(A)IARCの評価分類
1 − Carcinogenic to humans / 発癌性がある
2A − Probably carcinogenic to humans / おそらく発癌性がある
2B − Possibly carcinogenic to humans / 発癌性の可能性がある
3 − Unclassifiable as to carcinogenic to humans / 発癌性を分類できない
4 − Probably not carcinogenic to humans / おそらく発癌性がない
(B)EPAの評価分類
A − 人に対して発癌性の十分なデータがある
B1 − 人に対して発癌性を証明する限られたデータがある
B2 − 人に対して発癌性を証明するデータが不十分である
C − 動物実験で発癌性を証明する限られたデータがある
D − 動物実験でも人に対してでもデータが不十分ある
□ なぜ血液ではなく、毛髪で調べるのか
血液では、ホメオスタシス(体内恒常性)という体内の状態を一定の状態を保とうとする働きを受けるため、蓄積された有害ミネラルを判定することは難しくなります。
髪の毛は中国語で「血の余り」と呼ばれるように、体内の血中成分を反映しながら伸びる排泄器官です。髪の毛は日々の栄養バランスを記録したテープレコーダーの役割を果たしており、体内の有害ミネラルの蓄積量の判定に最も適した検査法なのです。
参考: 血液・尿・毛髪有害ミネラル値比較
(血液を1とした場合の、尿および毛髪中に表れる数値を比較)
| 元素名 |
血中値 |
尿中値 |
毛髪値 |
| 水銀 |
1 |
3.3 |
200以上 |
| 鉛 |
1 |
0.5 |
5以上 |
| カドミウム |
1 |
1 |
300以上 |
| ヒ素 |
1 |
4 |
20以上 |
| アルミニウム |
1 |
データなし |
400以上 |
| ベリリウム |
1 |
1 |
20以上 |
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